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クリエイティブな人に聞く suzukuri 代表 鈴木アラブギャリ君枝さん

suzukuri 代表 鈴木アラブギャリ君枝さん

プロフィール

suzukuri 代表
住空間収納プランナー マスター/インテリアコーディネーター
空間デザイン心理士® プロ/ホームステージャー/キッチンスペシャリスト
マンションリノベーションアドバイザー


窓まわりの提案から家具販売、インテリアコーディネート、造作家具、キッチン施工、リノベーションなど、インテリア業界に30年関わる。
2012 年「住空間収納プランナー」として suzukuriを起業。ブレない家づくりを目指し、打ち合わせのアウトソーシングも請負っている。
「アラブギャリ」はイラン人の夫のミドルネーム。

ICの資格を取得したきっかけと、お仕事の経緯について教えてください。

インテリアメーカーに事務職として入社後、ICの資格を取得しました。
インテリア業界に関わるなかで、素敵なインテリアを維持するためには、家を整える収納計画が大切と感じ、「住空間収納プランナー」の資格も取得しました。
収納に悩むさまざまなお宅の住空間づくりを10年以上お手伝いさせていただくうちに、建築設計段階での収納計画・設計がいかに大切かを痛感するようになりました。建築前の間取り構想から、収納を考える必要性を感じるようになったのです。
こうした経験の積み重ねで、次第にどのようなタイミングで家が片付かなくなっていくのかわかるようになり、間取りから10年後の住まいの様子もイメージできるようになりました。

現在は、住み始めてからも満足する家づくりや、モノがしっかり納まった住まいを、収納のプロならではの視点で施主や設計の方と一緒に構築しています。
2021年からは、提案するプランが本当に“理想の住まい”になっているのかをより追求したくなり、「空間デザイン心理学®」を学んでいます。空間が心理に及ぼす影響を習得し、一人ひとりの心の奥底で願う“理想の住まい”とは何かを追求しています。自分でも気がついていない深層ニーズを引き出し、見える化してご提案に活かしていきたいと思っています。

仕事をする上で常に心がけていることやポリシーをお聞かせください。

初めてお伺いした時に感じた直感を大事にしながら、それを裏付ける深層ニーズをクライアントから引き出せるよう心がけています。直感と裏付けエビデンスの両方があることで、ブレない提案ができると思っています。
あとは、「あなたにとって」のいい家づくりをしようと、お施主様にとことん寄り添う気持ちでしょうか。

インテリアのアイデアやヒントは、どのように発見・発想されていますか?

最近ではInstagramやYouTubeで世界のインテリアをよく見ています。韓国ドラマに出てくるインテリアも意外性や新しい発見があり、とても勉強になります。

また、展示会にもなるべく足を運び、新素材の知識を得たり、そこからイメージする施工事例などをたくさん見るようにしています。

イギリスのFarrow&Ballの施工例や洋書、東京ショールームも大好きです。
その目の前にあるelävä(エラヴァ)も素敵で、東京ショールームに伺った際には必ず立ち寄ります。
また、友人と訪れた『Appartement Montparnasse(アパルトマント モンパルナス)』も、日本とは思えない空間で感動しました。

今まで手がけた中で一番嬉しかったことや印象に残っている仕事を教えてください。

アメリカ在住の日本人のご家族が、25年の在米を経て日本へ帰国された時に購入された、新築マンションの設計変更をお手伝いさせていただいたことが、とても印象に残っています。
海外での暮らしが長く、審美眼の鋭いお客様との打ち合わせは学びも多く、内装材のセレクト、壁面収納の設計など、大きなやりがいがありました。

インテリアのコーディネートや設計ではあまり大変だと感じたことはありませんが、「片付かない」と悩むお客様の収納作業現場で延々にモノや埃と格闘した時はとても重労働で、体力的な大変さを感じました。
このような現場では、全体を俯瞰しながら、目の前にあるものをコツコツと仕分けしていくしか手段はありません。ですが、こうした経験の積み重ねが、ほかの仕事においても、役に立っています。

ご自宅や仕事場でお気に入りのインテリアアイテムはありますか?

コロナ禍で在宅時間が増え、DIYした自宅兼仕事場の廊下がお気に入りです。
その際に取り入れた「石の床」は、厚さ2mmの天然石をフローリングの上から自分で貼りました。本来は壁に貼ることが多いようですが、床暖房もOKとのことで試験的にチャレンジして大成功でした。
ドアや巾木の色も、Farrow&Ballのペンキを使って自分で塗装しました。ドアを塗り替えたい方も増えているようです。

自宅のインテリアグッズのなかでは、自宅の寝室に使用している北欧ブランドbe&livの照明「PEONY」がお気に入りです。

窓まわりでよく利用するアイテムを教えてください。

タチカワ製品のなかでは、「プリーツスクリーン」が大好きです。
昔は和室のイメージが強かったように感じますが、どんなテイストの空間にも合わせやすく、「室内を見られたくないけど明るさを採り入れたい」というような窓へのご提案も喜ばれます。
昇降位置で雪見障子のように面白く使えるので、ご提案すると採用になるケースが多いように感じます。
また、カーテンの溜まりがない方がすっきりする小窓にもおすすめです。
プリーツスクリーン以外では、リノベーションの際などに部屋と部屋を緩やかに仕切る「間仕切製品」を積極的に取り入れてみたいです。

「調光ロールスクリーン デュオレ」もよくご提案します。海外でも人気が高く、イランの親族の家で子供部屋の窓に調光ロールスクリーンがついていたのを見た時は驚きました。

鈴木さんのようになりたい!と日々仕事に励んでいる皆さんへ
アドバイスなどメッセージをお願いします。

独立起業して10年が経過しました。
起業当初から「運は動より生ず」をモットーに、いつでもフットワークよく動くことを意識しています。
脳の機能には、動くことでやる気につながる「側坐核(そくざかく)」という部分があるそうです。へこんでいる時には、大きなことでなくてもいいので、ちょっと動いてみる。いつもと違う道を歩いてみるだけでも何か変わることがあるのではないかと思っています。

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